書誌事項
- タイトル別名
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- A Standardized Surgical Procedure Involving Dorsal Dissection from the Lateral Duodenojejunal Flexure in Patients with Splenic Flexure Colon Cancer
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説明
<p>【背景】当科では脾弯曲部結腸癌に対して空腸曲外側からの腸間膜背側授動を先行する定型手技を行っている.解剖学的検討から中枢郭清の至適範囲を考察し,本定型手技の安全性を検証する.【方法】2008~2020年までに外科治療を施行した脾弯曲部結腸癌50例を腫瘍局在で分け流入血管とリンパ節分布を比較した.定型化前後(前;32例,後;18例)に分けて短期手術成績・長期予後も比較検討した.【結果】横行結腸主座の腫瘍は主流入血管が多岐にわたっていた(中結腸動脈左枝のみ;26.3%,左結腸動脈(LCA)のみ;15.8%,2本以上;54.1%).下行結腸主座の腫瘍では69.2%がLCA単独で栄養されていた.定型化後は手術時間が有意に短縮していた(277分vs. 345分,P=0.03).術後合併症に差はなかった.【結語】脾弯曲部結腸癌手術における定型手技と血管解剖の理解に基づく中枢郭清は安全な手術操作を可能とする.</p>
収録刊行物
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- 日本大腸肛門病学会雑誌
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日本大腸肛門病学会雑誌 75 (8), 379-386, 2022
日本大腸肛門病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390292936928006528
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- ISSN
- 18829619
- 00471801
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可