入院患者の食欲低下の改善に適した皿の大きさや形状

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タイトル別名
  • Appropriate Sizes and Shapes of Plates to Improve Loss of Appetite in Inpatients
  • ニュウイン カンジャ ノ ショクヨク テイカ ノ カイゼン ニ テキシタ サラ ノ オオキサ ヤ ケイジョウ

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抄録

<p>食欲の低下した患者の病院食に適した皿の大きさや形状を明らかにするため、大きさの異なる「丸皿・リム無」、「丸皿・リム有」、「正角皿・リム無」、「正角皿・リム有」の皿にハンバーグを盛り、量感(大きさ)や美味しさ感などの印象に違いがみられるか検討した。デルブーフ錯視の効果により皿の直径および1辺に対するハンバーグの直径比が0.45~0.55付近を境に、大きい皿ほどハンバーグは小さく見え、小さい皿ほど大きく見えると評価された。同じ大きさの皿では、リム有よりリム無の方が、正角皿より丸皿の方が、ハンバーグはやや小さく見えると評価された。ハンバーグの大きさ(量感)、完食しやすさ、バランスの良さ、美味しさの4項目の評価が総じて高い皿は、「丸皿・リム無」の直径比0.50、0.55、「丸皿・リム有」の直径比0.40、0.45、「正角皿・リム有」の直径比0.45であった。これらの皿は、入院患者の食欲低下の改善に適した皿の大きさや形状である可能性が示唆された。</p>

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