BASIC STUDY ON ESTIMATING EVACUATION RATE AT FLOOD EVENTS

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  • 水害時における避難率の推定方法に関する基礎的研究

Abstract

<p>気候変動適応策を実装しているオランダでは,洪水の発生確率や氾濫規模の低減というハザードベースの目標から,国民一人一人の年間死亡率の低減というリスクベースの目標に転換し,様々な適応策を実施している.このようなリスクベースの考え方は,我が国で進められている流域治水に対しても,避難率の向上等の目標を定量的に設定するための有効なアプローチ方法となり得る.このリスクベースの考え方に基づき,流域治水を進めるためには,死者数の推定,とりわけ重要な避難率が,重要な指標の一つと考えられる.</p><p>本研究では,我が国における既往水害のアンケート調査結果等を収集・整理した上で,避難行動の意思決定に寄与すると考えられる外部要因を環境要因・情報要因・経験要因に区分し,避難率との関係が高いと考えられる「情報」に焦点を当て,リードタイムと避難率の関係性を明らかにした.さらに,リードタイムに着目したイベントツリー解析を実施し,避難率の定量化を試みた.</p>

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390293268649382400
  • DOI
    10.11532/river.28.0_349
  • ISSN
    24366714
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
  • Abstract License Flag
    Allowed

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