科学システムとしての教育学と教育実践の関係性再考

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書誌事項

タイトル別名
  • Reconsidering the Relationship between Pedagogy as a Scientific System and Educational Practice: From the Discussion on the Process of Fragmentation of Disciplines and the Plurality of Observations in Luhmann's Theory of Science
  • N. ルーマン科学論における学問領域の細分化過程と観察の多元性に関する議論から

抄録

<p> 教育学では理論と実践という対立図式が長年用いられてきた。だが、ルーマンの議論を踏まえるならば、科学システムと教育システムとは異なる機能システムに属し、さらにそれぞれが独自の歴史を積み重ねてきていることから、前者が生み出した理論を後者が応用するという単純な関係を想定することは困難だとわかる。科学システムはあらゆる活動を、真/非真の二値コードに照らして判断するのに対し、教育システムはすべてを、より良い/より劣るというコードに基づいて判断するためである。</p>

収録刊行物

  • 教育学研究

    教育学研究 89 (2), 258-270, 2022

    一般社団法人 日本教育学会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390293401252318336
  • DOI
    10.11555/kyoiku.89.2_258
  • ISSN
    21875278
    03873161
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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