がん遺伝子パネル検査を契機にHER2陽性が判明しTrastuzumab投与により長期生存が得られた進行胃癌の1例

  • 和田 浩典
    徳島大学大学院医歯薬学研究部消化器内科学分野
  • 藤野 泰輝
    徳島大学大学院医歯薬学研究部消化器内科学分野
  • 影本 開三
    徳島大学大学院医歯薬学研究部消化器内科学分野
  • 喜田 慶史
    徳島大学大学院医歯薬学研究部消化器内科学分野
  • 岡田 泰行
    徳島大学大学院医歯薬学研究部消化器内科学分野
  • 三井 康裕
    徳島大学大学院医歯薬学研究部消化器内科学分野
  • 岡本 耕一
    徳島大学大学院医歯薬学研究部消化器内科学分野
  • 佐藤 康史
    徳島大学大学院医歯薬学研究部消化器内科学分野
  • 坂東 良美
    徳島大学病院病理部
  • 宮本 弘志
    徳島大学大学院医歯薬学研究部消化器内科学分野
  • 高山 哲治
    徳島大学大学院医歯薬学研究部消化器内科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Gastric cancer genome profiling reveals HER2 false-negative status and informs a successful trastuzumab treatment strategy

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説明

<p>症例は81歳男性,cStage IVのHER2陰性(0)胃癌として化学療法を行った.最終治療前のがん遺伝子パネル検査で,HER2遺伝子の増幅が認められた.生検検体の薄切を追加し再検討したところ,HER2(2+)の領域があり,FISH法で陽性であった.その後Trastuzumabを導入し,長期間生存中である.HER2の偽陰性が,がん遺伝子パネルで判明した貴重な症例と考えられた.</p>

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