大規模災害時を想定した分娩取扱施設における災害対策

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タイトル別名
  • Disaster countermeasures at birthing facilities in case of large-scale disasters

抄録

<p>【目的】宮城県内の分娩取扱施設における地震を中心とした災害対策の取組実態を明らかにし、現在において東日本大震災と同等の地震が発生した場合の分娩受入想定との関係を明らかにする。【方法】宮城県からデータ提供を受け平時の状況を調査した。災害拠点病院を除く27の分娩取扱施設へアンケート調査を実施した。【結果】特に仙南医療圏で、出生数の減少に比べ、分娩取扱数の落ち込みが目立ち、現在では2診療所のみが分娩可能であった。アンケート調査の有効回答は11施設であった。仙南医療圏の1診療所から回答が得られたが、旧耐震基準のもと設計された建物であった。【考察】患者対応とライフライン途絶時の対応計画の策定が求められることが示唆された。ベッドや機器の移動防止が課題であった。【結語】分娩取扱施設の大規模災害時における分娩受入継続に向け、工学分野と医学分野の学際研究や双方向のリスクコミュニケーションが求められる。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390293721868310400
  • DOI
    10.51028/jjdisatmed.27.3_165
  • ISSN
    24344214
    21894035
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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