成人脊柱変形手術におけるpedicle ubtraction osteotomy高位での前方椎体置換術の有用性
書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of the usefulness of anterior vertebral body replacement for Rod fracture at vertebrae with pedicle subtraction osteotomy in adult spine deformity
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説明
<p>はじめに:成人脊柱変形へのPedicle subtraction osteotomy(PSO)は,骨切り部において高率にRod折損が生じることが報告されている.当科ではRod折損予防のために,原則骨切りした椎体に2期的に前方椎体置換術を追加する方針としている.今回,PSO高位での前方椎体置換術の有用性に関して検討を行った.</p><p>対象と方法:当院で2012年1月から2018年12月までに,成人脊柱変形に対して20歳以上でPSOを1椎体以上,5椎間以上の固定を行い,2年以上経過観察が可能であった63例を後ろ向きに検討した.</p><p>結果:PSO高位でRod折損をきたした症例は2例/63例(3.2%)であり,前方椎体置換術が施行されていた45例にはRod折損症例は無く,前方椎体置換術を施行しなかった18例中2例にRod折損を生じていた.</p><p>結語:PSO高位に前方椎体置換術を施行することはPSO高位でのRod折損予防に有用であると考えられる.</p>
収録刊行物
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- Journal of Spine Research
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Journal of Spine Research 13 (10), 1139-1145, 2022-10-20
一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390293810375710336
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- ISSN
- 24351563
- 18847137
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可