糖尿病看護実践能力評価指標の信頼性・妥当性の検証
書誌事項
- タイトル別名
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- Verifying The Validity And Reliability Of The Evaluation Index For Competency Of Diabetes Care Nurses In Japan
- トウニョウビョウ カンゴ ジッセン ノウリョク ヒョウカ シヒョウ ノ シンライセイ ダトウセイ ノ ケンショウ
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説明
本研究の目的は,糖尿病看護における実践能力育成プログラムの開発に向け,糖尿病看護に従事する看護師を対象に糖尿病看護実践能力評価指標の信頼性・妥当性を検証することである.糖尿病看護認定看護師の実践知より開発した評価指標をもとに,評価項目を洗練し,糖尿病看護認定看護師,ならびにその施設で糖尿病の治療を主目的に入院する患者の最も多い病棟の看護師計1,952名を対象に,無記名式郵送法による調査を実施した.1,056名の糖尿病看護に従事する看護師によるデータに対し,因子分析を行い,Chronbachのα係数を算出し,内部一貫性を解釈し信頼性を検証した.また,自己と他者でマッチングできたデータに対し,得点間のピアソンの積率相関係数を計算して併存的妥当性を確認した.その結果,【専門的知識・技術により患者の個別性に応じて看護過程を使った看護を提供できる】(26項目)【施設内外の活動を通して専門性を発揮することで評価が得られる】(20項目)【医療専門職のチームメンバーとして看護の専門性を発揮し評価が得られる】(14項目)【働きかけによってスタッフを成長させることができる】(5項目)【実践能力向上に努め課題を見出しながら自らの実践に根拠と自信をもてる】(8項目)【看護援助の効果として患者アウトカムが得られる】(9項目)【活動の効果を評価しつつ環境を獲得するための戦略を練ることができる】(5項目)【糖尿病看護にやりがいを感じられる】(2項目)【専門的知識・技術に自信をもった上でスタッフを育成できる】(5項目)の9因子を構成要素とした94項目からなる糖尿病看護実践能力評価指標の信頼性・妥当性が検証された.
収録刊行物
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- 大阪大学看護学雑誌
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大阪大学看護学雑誌 20 (1), 1-12, 2014-03
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390293810380800640
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- NII論文ID
- 120005758994
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- NII書誌ID
- AN1048165X
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- DOI
- 10.18910/56894
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- HANDLE
- 11094/56894
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- ISSN
- 13413112
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可