手術医療の実践ガイドラインとの推奨内容の相違
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- 針原 康
- 医療法人社団大坪会東和病院
書誌事項
- タイトル別名
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- Difference of recommendations between “Practical guideline for operative medicine” and “Guideline of preoperative management for prevention of SSI in digestive surgery 2018”
説明
<p>日本手術医学会の「手術医療の実践ガイドライン改訂第3版」と日本外科感染症学会の「消化器外科SSI予防のための周術期管理ガイドライン2018」との推奨内容を比較した。日本外科感染症学会のガイドラインは消化器外科手術に特化しているという違いがあるが,具体的な推奨内容の相違点として,予防的抗菌薬投与における術中再投与や投与期間,手術野皮膚消毒に使用する薬剤,インサイズドレープの使用,術中の手袋交換,二重手袋,閉腹時の手術器械交換,創洗浄,腹腔内洗浄,周術期の血糖コントロール,周術期高濃度酸素投与に関する推奨に言及した。周術期管理に関するガイドラインが多く発表されていて,いずれのガイドラインも基本的にエビデンスに基づいて作成されているが,その推奨内容は必ずしも同じではない。各施設はそれぞれのガイドラインの推奨内容とその理由,背景を批判的に吟味して,何をどのように取り入れるかを決めるのが適当である。</p>
収録刊行物
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- 日本外科感染症学会雑誌
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日本外科感染症学会雑誌 18 (5-6), 396-401, 2022-10-20
一般社団法人 日本外科感染症学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390293821444476928
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- ISSN
- 24340103
- 13495755
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可