抗がん剤変更時における高齢消化器がん患者のフレイルとQOLの関連

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タイトル別名
  • The Relationship between Frailty and Quality of Life in Older Digestive Cancer Patients when Choosing an Anticancer Drug Regimen
  • コウガンザイ ヘンコウジ ニ オケル コウレイ ショウカキ ガン カンジャ ノ フレイル ト QOL ノ カンレン

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抄録

<p>目的:抗がん剤変更時における高齢消化器がん患者のフレイルの実態とQOL の関連を明らかにすることである.</p><p>方法:抗がん剤変更時の65歳以上の消化器がん患者を対象に横断的観察研究を行った.フレイル及びQOLの測定は,G8とEQ-5D-5Lを用いた.</p><p>結果:51名が研究参加を同意し,データ収集と分析を行った.フレイルに該当する高齢消化器がん患者は,40名(78.4%)であった.フレイルには,BMI(p < .001),下腿三頭筋周囲径(p = .023)が関連していた.また,フレイル群は非フレイル群に比べQOLが低かった(p = .04).</p><p>結論:抗がん剤変更時における高齢消化器がんのフレイル患者の特徴とフレイルサイクルへ陥りやすい集団が明らかになった.治療変更時における高齢がん患者に対するフレイルの評価は,QOLを考慮した個別的な支援の重要な要素になり得る.</p>

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