3Sモデルを用いたグローバルコングロマリット企業の経営判断改善の事例研究および3Sモデルへのデータビジュアライゼーションの貢献

  • 杉原 碧
    慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属 システムデザイン・マネジメント研究所
  • 木村 富也
    慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
  • 当麻 哲哉
    慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Improving Management Decision of Global Conglomerate by Using the 3S Model and Contribution of Data Visualization to the 3S Model

説明

グローバル企業では、各地区の統括会社が月次の在外子会社の情報をまとめるのに各国のコストや販売の状況が違うため時間が掛かる。前月の情報の報告が遅くなればなるほど、本社がグローバルな意思決定をして、各社に適切な指示を出すのが遅くなると言う課題がある。特性要因図を用いたところ、子会社がデータ入力に時間がかかる、統括会社がデータ集計に時間がかかる、統括会社が数値精査に時間がかかる、そして報告資料のフォーマットが理解しづらいという4つの問題が判明した。課題解決のために、3Sモデルをあてはめプログラムを実行した結果、経営陣の意思決定のスピードを約8営業日短縮することができた。また本事例で用いたデータビジュアライゼーションの活用から、3Sモデルのスキームモデル、サービスモデルにデータビジュアライゼーションがどのように貢献するのか考察を行った。

収録刊行物

  • 国際P2M学会誌

    国際P2M学会誌 17 (1), 108-123, 2022-10-23

    一般社団法人 国際P2M学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390293865787093376
  • DOI
    10.20702/iappmjour.17.1_108
  • ISSN
    24320374
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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