個人健康管理の一手段としての超音波ドップラー法による末梢血管血流速度計測

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タイトル別名
  • Doppler Ultrasound Peripheral Vascular Flow Study as a Means of Personal Healthcare
  • コジン ケンコウ カンリ ノ イチシュダン ト シテ ノ チョウオンパ ドップラーホウ ニ ヨル マッショウ ケッカン ケツ リュウソクド ケイソク

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抄録

4人の「冷え性」に悩みをもつ被験者を対象に,ポケット型超音波血流計を在宅で用いて手首の橈骨動脈血流速度を日毎粒度で半年間計測・取得したデータを基に,睡眠、運動など生活習慣との関係を分析した結果、\ (1)4被験者すべてにおいて,気温の高い夏季期間に血流速度の増加が観測され,生体に備わる深部体温調節機能の表れと考えられた.\ (2)4被験者すべてにおいて,血流速度と睡眠時間の間に有意な正の相関がみられ,睡眠による血液循環の改善効果と考えらえた.\ (3)血流速度と歩数の間に,2被験者で有意な正の,他の2被験者で負の相関がみられ,未だ全くの仮説ではあるが,原因として運動による血液循環の改善と筋肉への血流配分の兼ね合いによる可能性が考えられた.

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