リバース型人工肩関節におけるonlay型とinlay型ステムの比較検討
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説明
本研究の目的はinlay typeとonlay typeのRSAの術後1年経過時での臨床成績(JOA score, Constant score),可動域(屈曲,外転,外旋,内旋),レントゲン評価や術後合併症を比較検討することである.術後経過観察1年以上可能であったinlay type(I群)16肩,onlay type(O群)57肩を対象とした.結果は,inlay type及びonlay typeともに臨床成績,術後の屈曲可動域,外転可動域は有意に改善した.RSA術後の外旋可動域はonlay typeでは改善するとの報告は多いが,内旋・外旋可動域は本研究では両群間に有意差を認めなかった.レントゲンでのlateralizationはonlay typeで有意に大きかった.術後合併症ではscapular notchingの発症率はonlay typeで有意に低く,その他の合併症に関しては両群間で有意差を認めなかった.
収録刊行物
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- 肩関節
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肩関節 46 (2), 472-476, 2022
日本肩関節学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390293898800247296
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- ISSN
- 18816363
- 09104461
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可