オオヤマレンゲの未成熟種子を用いた組織培養による植物体再生に関する研究

  • 森 惇哉
    東京農工大学大学院農学研究院
  • 塚田 健太郎
    東京農工大学大学院農学研究院
  • 井上 涼平
    東京農工大学大学院農学研究院
  • 野澤 陽子
    東京農工大学大学院農学研究院
  • 山岸 祐介
    北海道大学大学院農学研究院
  • 安江 恒
    信州大学農学部 信州大学山岳科学研究拠点
  • 半 智史
    東京農工大学大学院農学研究院 東京農工大学大学院グローバルイノベーション研究院
  • 船田 良
    東京農工大学大学院農学研究院 東京農工大学大学院グローバルイノベーション研究院

書誌事項

タイトル別名
  • Plant Regeneration by Tissue Culture from Immature Seeds of <i>Magnolia sieboldii</i> subsp. <i>japonica</i>
  • オオヤマレンゲ ノ ミセイジュク シュシ オ モチイタ ソシキ バイヨウ ニ ヨル ショクブツタイ サイセイ ニ カンスル ケンキュウ

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説明

<p>オオヤマレンゲ(Magnolia sieboldii subsp. japonica)は,日本原産の落葉樹木である。複数の県で絶滅危惧I類またはII類に指定されており,希少価値の高い樹種である。本研究では,オオヤマレンゲの植物体再生系の確立を目標として,未成熟種子をα-ナフタレン酢酸と6-ベンジルアミノプリンを添加したLepoivre 培地,窒素源を半分にしたMurashige and Skoog培地およびWoody Plant Medium培地に植え付けた。その結果,不定胚形成細胞(Proembryogenic masses; PEMs)の誘導と不定胚の形成が認められた。PEMsの誘導には,開花から1~3週間後に採取した未成熟種子が適していた。不定胚の一部は明条件下で植物体に成長し,組織培養を用いた未成熟種子からの植物体再生に成功した。</p>

収録刊行物

  • 木材学会誌

    木材学会誌 68 (4), 145-153, 2022-10-25

    一般社団法人 日本木材学会

参考文献 (11)*注記

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