緑内障治療薬の現状

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抄録

緑内障は、視神経障害に起因する視野欠損を特徴とする進行性かつ非可逆性の視神経症である。エビデンスに基づいた唯一確実な治療法は眼圧を下降させることであるため、作用機序の異なる多くの眼圧下降薬が開発されてきた。ドラッグデリバリーシステムを応用した持続製剤を含め、新規の眼圧下降薬の開発は盛んなものの、根本治療となり得る視神経保護薬の開発は進んでいない。視神経保護薬開発のための臨床試験の難易度は高く課題は多いが、様々な技術革新により、視神経を直接保護する神経保護治療の実用化が期待される。

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 58 (11), 1061-1065, 2022

    公益社団法人 日本薬学会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390293943122890240
  • DOI
    10.14894/faruawpsj.58.11_1061
  • ISSN
    21897026
    00148601
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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