山口湾におけるマルチスペクトルUAVを用いたカブトガニ幼生の生息分布の推定

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タイトル別名
  • ESTIMATION OF HORSESHOE CRAB LARVAL HABITAT DISTORIBUTION IN YAMAGUCHI BAY USING A MULTISPECTRAL UAV

抄録

<p> カブトガニ幼生の空間的に高解像度なハビタット適性指数(HSI)の空間分布を求めるため,マルチスペクトルカメラを備えたUAVを用い,干潟上の潮汐溝の水深の分布を推定し,干潟冠水部の水深が大きい潮汐溝について目視や標高に頼ることなくマスキングを行えた.また.UAV空中写真のRGBのBチャンネルとRチャンネルから含泥率を推定するRBIを提案,干潟の含泥率の空間分布を推定した.これらを用いてカブトガニ幼生の含泥率に対する環境要因適性指数SIを計算したところ,テストケースにおいてもSIが高いエリアではカブトガニの生息密度が高いことがわかった.山口湾におけるカブトガニ幼生の空間的に小スケールな生息密度分布に対しては含泥率が大きな影響を与えているとみられる.</p>

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参考文献 (10)*注記

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