大規模災害続発下の学校防災にどう備えるか

書誌事項

タイトル別名
  • How Schools should Prepare for Series of Large-Scale Disasters
  • ダイキボ サイガイ ゾクハツ カ ノ ガッコウ ボウサイ ニ ドウ ソナエル カ

この論文をさがす

抄録

type:text

本稿は、大規模災害の続発下にあって、学校防災にどう備えるかを焦点に考察を進める。災害は、ケースによってパターンに差異があり、学校防災についてもケースごとに迫る必要があるが、本稿では、東日本大震災とCOVID-19感染症とを取り上げ考察を進める。前者については、岩手県宮古市を事例として、同市立宮古小学校の被災後1年の学校運営の記録(同校校長による)を紹介し、そこから導出される教訓を提示する。後者については、発生から日が浅く、実証データが十分な状況にはないが、UNESCOによる「学校閉鎖のもたらす弊害」と題する報告書(2020年3月)を紹介し、また、米国Brown大学を中心にした研究チームによる「COVID-19に起因する学校閉鎖」の子どもの教育達成への効果の分析データを掲載する。以上を通じ、今後予見される大規模災害下で、学校防災にどう備えるかについて探求しようとしている。

特集:防災・安全教育の現状と課題

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ