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説明
<p>【はじめに】石灰沈着性頚長筋炎の1例を経験したので報告する.【症例】56歳女性.頚部痛を主訴に近医整形外科を受診.保存加療とするも疼痛増強.摂食困難となり近医耳鼻咽喉科を受診した.血液検査にてCRPの著明な上昇と頚部単純CT検査にて第2頚椎前方に石灰化像を認めたため石灰沈着性頚長筋炎が疑われ,当院紹介となった.NSAIDsの内服と頚椎カラー装着により1週間後の再診時には疼痛軽減し,頚椎の可動域制限や炎症徴候も改善した.【考察】石灰沈着性頚長筋炎という稀な1例を経験した.鑑別疾患として化膿性脊椎炎や咽後膿瘍など早期診断・早期治療を要する疾患も含まれており,急性頚部痛を来す疾患の鑑別診断として念頭に置く必要がある.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 71 (3), 603-605, 2022-09-25
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390294020638276608
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可