地域包括ケアシステムの中で急性期医療を受ける患者の願い

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書誌事項

タイトル別名
  • Desires of patients receiving acute care in the community-based integrated care system
  • “I cannot live without hope”, Suggestions for “Nursing Care for Patient Goals”
  • 希望がなきゃ生きていけない “Nursing Care for Patient Goals”(NCPG)への示唆

説明

<p>目的:患者の地域での暮らしの希望と療養上の目標を中心に構造化した看護のプロセス ”Nursing Care for Patient Goals”(NCPG)に患者の視点から示唆を得るため急性期医療を受ける患者が看護師に知ってほしい情報と療養の目標に対して求める看護を明らかにした.方法:1特定機能病院において入院中または入院予定の20歳以上の患者を対象として質問紙調査を2回(2017年,2018年)に実施した.調査内容は基本属性,調査Ⅰ(2017年)は先行研究を基に抽出した患者情報23項目について看護師に知って欲しいと思う程度,最も大事と思う項目とその選択理由,調査Ⅱ(2018年)は自分の療養の目標について求める看護であった.統計分析は記述統計,因子分析, t検定を用いた.自由記述によるデータは質的記述的分析を行った.</p><p>結果:調査Ⅰの有効回答数は448名で,看護師に知ってほしい自分の情報として【第1因子:社会的役割と環境】【第2因子:病気の理解・受け入れと心理】【第3因子:身体的状態と生活の仕方】【第4因子:暮らしの希望と自己決定】が抽出された.65歳未満と比較して65歳以上の対象者は第1因子が高い傾向にあった.また第4因子を最も大事と思う項目の選択理由について,“希望・目標がなきゃ生きていけない ”という表現が特徴として出された.調査Ⅱの有効回答数は416名で,多数の対象者が自分の目標を医療者と共有することが重要だと感じており,受けたい看護として,傍にいて寄り添う看護,治療・症状への専門的な看護,地域での暮らしの自立への看護が抽出された.</p><p>結論:患者の視点から看護師に知ってほしい情報として4つの因子と自分の目標を分ってほしいとする対象者の願いは,希望と目標を基盤とした NCPGの考え方と一致しており,目標達成のために受けたい看護の3つの視点が示唆された.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390294045393214592
  • DOI
    10.32273/jni.002
  • ISSN
    24342238
    13483722
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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