書誌事項
- タイトル別名
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- A case of middle cerebral artery occlusion with repeated reocclusion during mechanical thrombectomy diagnosed pathologically with iatrogenic cerebral arterial dissection.
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抄録
<p>症例は87歳女性.意識障害と右片麻痺をみとめ,当院に搬送された.頭部CTおよびCT angiographyにて左中大脳動脈(MCA)閉塞による脳梗塞と診断し,rt-PA静注先行のもと,血栓回収術を実施した.左MCA水平部(M1)はステントリトリーバー(SR)と吸引カテーテルにて1passで再開通するも,島部(M2)は再閉塞を繰り返した.最終的にSRにて3passしたが,部分再開通にとどまった.左大脳半球は広範囲梗塞に陥り,第4病日に死亡した.病理解剖にて,複数の頭蓋内動脈での強い動脈硬化性変化とともに,左M1遠位部の粥腫と同部位の動脈解離をみとめた.後者は,動脈硬化の強い血管に対してSRを使用したことによる医原性脳動脈解離と考えられた.動脈硬化の強い高齢者の血栓回収術中に再閉塞を繰り返す場合は,術中の医原性脳動脈解離に留意すべきである.</p>
収録刊行物
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- 脳卒中
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脳卒中 44 (6), 630-635, 2022
一般社団法人 日本脳卒中学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390294208468532992
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- ISSN
- 18831923
- 09120726
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可