リュウグウ試料の局所その場同位体分析からわかったリュウグウ母天体の水質変成温度と年代

書誌事項

タイトル別名
  • In-situ oxygen and manganese-chromium isotope studies of Ryugu: Implications to temperature and timing of aqueous activity

説明

<p>小惑星探査機「はやぶさ2」がC型小惑星リュウグウから持ち帰った試料は、強い水質変成を通じて形成された二次鉱物から構成されており、CIコンドライトとの類似性を示す (e.g., Yokoyama et al., 2022; Nakamura et al., 2022) 。リュウグウ試料の酸素同位体を研究することで、リュウグウ母天体にて水質変成を引き起こした水に関して、その起源や進化などについて制約を与えることが期待される。また、短寿命核種である53Mnの壊変を利用した53Mn-53Cr相対年代測定法を適用することで、水質変成がいつ起こったかについて決定できる可能性がある。我々は、はやぶさ2試料初期分析の一環として、 二次イオン質量分析法を用いた微小領域その場同位体分析を行った。結果の一部はYokoyama et al. (2022)にて報告しており、本講演ではそれらを中心に紹介する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390294276466721920
  • DOI
    10.14862/geochemproc.69.0_107
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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