声道模型を用いた低音域口笛吹鳴法の検討

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タイトル別名
  • Analyzing the bass whistling method using a vocal tract model
  • セイドウ モケイ オ モチイタ テイオンイキ クチブエ スイメイホウ ノ ケントウ

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抄録

<p>口笛の基本周波数は,ほとんどが500 Hz~5kHzの範囲に収まっているという報告がある。このような一般的な口笛は,Pucker whistleと呼ばれ,口唇部をすぼめる方法で吹鳴される。一方,ヒューマンビートボックスで用いられるHollow whistleと呼ばれる口笛吹鳴法では,Pucker whistleより口唇部の開きが大きく,その基本周波数は500 Hzより低い。この低音域口笛を簡単に吹鳴する方法が明らかとなり,音域を拡大できれば,口笛演奏における表現の幅が広がる。本論文では,声道模型を用いて500 Hz以下の低音域口笛吹鳴法の検討を行った結果について述べる。/a/以外の日本語母音の声道形状モデルを用いることによって,低音域口笛吹鳴時の音域を拡大できることが新たに確認された。</p>

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 78 (11), 622-627, 2022-11-01

    一般社団法人 日本音響学会

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