常識推論に基づく気の利いた家庭内ロボットの行動選択に向けて

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  • ジョウシキ スイロン ニ モトズク キ ノ キイタ カテイ ナイ ロボット ノ コウドウ センタク ニ ムケテ

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説明

<p>対話ロボット・システムに対するユーザの発話はしばしば曖昧であり、必ずしも明示的な要求ではない。こうしたケースでも、対話ロボットやシステムは何らかのユーザ補助タスクを行うことが期待される場合がある。例えば、ユーザが「ごちそうさまでした」と発話した場合、潜在的には「ダイニングテーブルに置かれたケチャップを片付ける」などの行動が期待される。システムがこうした気の利いた行動・発話を行おうとする場合、何らかの常識推論が必要である。そこで本研究では、近年自然言語処理の分野で盛んに研究されている知識推論モデルによって、曖昧なユーザ発話を入力した場合にロボットが行うべき行動を推論過程付きで説明するモデルを構築する。具体的には、行動に対してif-then関係を生成することができる知識推論モデルCOMETを再帰的に用い、こうした気の利いた行動選択結果と行動選択の推論過程を示すことができるシステムを構築する。</p>

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