A Grassroots Community Initiative in Ishinomaki City, Japan : Reflecting on a Visit to a Mosque

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抄録

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東日本大震災は周辺地域に多くの変化をもたらした。震災後十年が経過し、宮城県石巻市在住の外国人数は 1.5 倍になった。結婚のために来日した中国人やフィリピン人が多くを占めた以前とは異なり、震災後は単身で来日する外国人技能実習生が増加した。内訳としてはベトナムやインドネシアなどの出身者が多い。日本人配偶者やその家族、親戚などにサポートを得られる外国人とは違い、職場と寮以外にも、技能実習生が所属することができるコミュニティ作りが急務である。その成功例として、石巻市で会社を設立し、宮城県国際化協会や石巻市の援助を受け、地元住民の賛同を得てイスラム教信者やコミュニティのために 2022 年にモスクを建立したバングラデッシュ出身のソヨド・アブドゥル・ファッタさんに非構造化インタビューをした。本研究は、「石巻モスク」建立のエピソードや役割、並びに外国人コミュニティが日本の社会に投げかける多文化共生の社会実現への示唆を考察したものである。

論文 / Articles

source:JOSAI CONTEMPORARY POLICY RESEARCH

identifier:JOS-18819001-1603

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