遠位胆管癌と膵頭部癌の内視鏡診断

書誌事項

タイトル別名
  • The roll of endoscopy for the differentiating between distal bile duct cancer and pancreatic cancer

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説明

<p>遠位胆管癌と膵頭部癌は同じような部位に腫瘍が存在し,どちらも閉塞性黄疸,肝機能障害,急性胆管炎などの症状を呈する.手術可能な症例は膵頭十二指腸切除術となるが,原発部位によって診断方法,腫瘍の進展度診断法,治療方針,術前のドレナージなどの方針が大きく異なる.すなわち,膵頭部癌であれば組織学的診断はEUS-FNAにて行われるが,胆管癌であれば肝門側への進展を考慮しつつ,ERCPによる経乳頭的な生検が行われる.また治療方針は,切除例においては膵癌は手術前に抗癌剤などによる術前治療が行われているが,胆管癌では術前治療は行わず切除が一般的である.術前のドレナージも術前補助療法(neoadjuvant therapy;NAT)施行の有無によりステントの選択が異なる.このように方針が大きく異なるため,正確な診断が求められる.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390294407618598784
  • DOI
    10.11405/nisshoshi.119.1061
  • ISSN
    13497693
    04466586
  • PubMed
    36504097
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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