後天性脳損傷後に自動車運転を中断した当事者と家族の経験

DOI
  • 那須 識徳
    農協共済中伊豆リハビリテーションセンター作業療法科 東京都立大学大学院人間健康科学研究科作業療法科学域博士後期課程
  • 石橋 裕
    東京都立大学大学院人間健康科学研究科作業療法科学域
  • 生田 純一
    農協共済中伊豆リハビリテーションセンター作業療法科
  • 久野 誠
    農協共済中伊豆リハビリテーションセンター障害者支援施設さわらび
  • 小林 隆司
    岡山医療専門職大学健康科学部作業療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Experiences of patients and families who ceased driving after acquired brain injuries:
  • A meta-study of qualitative research
  • ─質的研究Meta-studyを用いて─

抄録

後天性脳損傷後の自動車運転中断は当事者の社会参加に影響を及ぼすが,支援体制は確立されていない.本研究は,Meta-studyにより運転中断後の当事者や家族の経験を整理し,介入の枠組みを構築することを目的とした.対象論文は2020年までに発表された質的研究であり,海外論文9件が抽出された.対象研究の引用文をコード化し,人-環境-作業の理論で整理した.結果,39件のサブカテゴリに分類され,人は当事者5テーマ,家族3テーマ,環境3テーマ,作業4テーマに分類された.研究結果は後天性脳損傷者の運転中断の介入に活用されることが期待されるが,抽出論文は海外論文のみであり国内での使用には研究の発展が望まれる.

収録刊行物

  • 作業療法

    作業療法 41 (6), 663-675, 2022-12-15

    一般社団法人 日本作業療法士協会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390294429662472192
  • DOI
    10.32178/jotr.41.6_663
  • ISSN
    24344419
    02894920
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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