活動単位としてのタイミング・コントローラー成立の諸条件 : スパイラル鋼管の事例から

書誌事項

タイトル別名
  • The conditions for establishing a timing controller as a unit of activity : a case study of spiral steel pipes
  • カツドウ タンイ トシテノ タイミング コントローラー セイリツ ノ ショジョウケン : スパイラル コウカン ノ ジレイ カラ
  • 活動単位としてのタイミングコントローラー成立の諸条件 : スパイラル鋼管の事例から

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説明

本稿の目的は,活動単位としてのタイミング・コントローラー成立の諸条件を,スパイラル鋼管の事例分析を通して明らかにすることである。そして,そのことを通してタイミング・コントローラーを機能,活動単位,企業の三つの次元で把握する観点を提案するものである。スパイラル鋼管は,タイミング・コントロール機能を切実に必要とする製品である一方,タイミング・コントローラー事業所という独自の活動単位が成立していない事例である。この事例を分析することによって,逆にタイミング・コントロール機能が活動単位によって担われるために必要な条件を照射することを意図した。スパイラル鋼管の事例分析と他の鋼材との比較の結果,活動単位としてのタイミング・コントローラーの成立は,何よりも受注のリピート性とそれを前提にした生産・流通量にかかっていることが明らかになった。

収録刊行物

  • 社会科学

    社会科学 52 (3), 1-22, 2022-11-30

    同志社大学人文科学研究所

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