私のキャリア形成と臨床薬理学
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- Asoh Masako
- 社会福祉法人 三篠会 ソレイユ川崎
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Description
<p>現在の職場では研修医から中堅どころ、シニアドクターと様々な年代の方と働いています。経験してきたことも、現在おかれている状況も違う人達です。子育て真っ最中の女医さんや研修医と話していると、自分が10年前、20年前にぶつかっていた壁がいまだに存在し、若い人達が悩んでいることを感じます。女性のキャリア形成は医師だけでなく日本の国全体で問題視されとりくまれています。1999年の「男女共同参画基本法」の施行から20年以上がたちました。変化したこともたくさんあると思いますがまだ残された問題もあるようです。また最近では日本の女性管理職の少なさがいろいろ議論されています。産休や育児休暇をとりながら働いてきた人が"管理職"の前でしり込みするのはなぜでしょうか。私の個人的な経験になりますが、大学を卒業後最初に入局したのは小児科でした。しかし、3人の子供の育児に追われどのように働くべきか悩んでいたところ、臨床薬理の仕事がやってきました。私が関わった臨床薬理の仕事は主に治験の仕事になりますが、育児との両立がしやすい職場でした。これは治験の仕事は予定がたち、急変がおきることが少ないこともありますが、周囲の方の理解、子育て中の人、様々な事情をもつ人が過ごしやすい職場をつくろう、という意識の高い方が多かったこともあると思います。仕事と家庭の両立を目指し、悪戦苦闘してきた過去、少し落ち着いてきた現在をお話しながら、明るい未来を想像していただけるようなお話ができたらと思います。</p>
Journal
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- Annual Scientific Meeting of The Japanese Society of Clinical Pharmacology and Therapeutics
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Annual Scientific Meeting of The Japanese Society of Clinical Pharmacology and Therapeutics 43 (0), 1-C-S02-2-, 2022
The Japanese Society of Clinical Pharmacology and Therapeutics
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390294562486191104
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- ISSN
- 24365580
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
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- Abstract License Flag
- Disallowed