AIエージェント、サイバネティック・アバター、自然人の間のトラスト

書誌事項

タイトル別名
  • Trust among AI Agents, Cybernetic Avatars and Natural Persons

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説明

<p>社会におけるAI技術の重要な応用分野として、インターネットにおいて自然人の代理的振舞いをするAIエージェント(AI Agent)あるいはサイバネティック・アバター(CA)が重要視され始めている。これらは、メタバースの構成要素として位置付けることができる。自然人本人とAI AgentやCAとの間のトラスト、AI AgentやCAとインターネットを介してやり取りが行われる他の自然人やソフトウェアとのトラストは、これらの間のインタラクションが円滑に行われるために必要である。本報告では、このトラストを法的位置づけの観点、技術的実現性の観点から考察する。トラストの研究は多岐にわたるので、概要および本論文の内容に係る研究を取り上げて紹介する。次にCAの法的位置づけについての研究を紹介する。そのうえでトラストの基礎になるID認証について概念を説明する。次に、(1)自然人の本人と、(2)その代理者となるAI AgentやCA、さらに、(3)それらにインターネットを介してインタラクトする自然人ないしAI AgentやCAを想定し、(1)(2)(3)の間で成り立つべきID認証、トラストの枠組み、および個々のID認証、トラストに関わって生じる問題点について述べる。とくに、マルウェアやBOTによる乗っ取り、なりすましとその対応策について言及する。次に、1人が複数のAI AgentやCAを操る場合、および複数人が1個のAI AgentやCAを操る場合の問題点について説明する。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390294573737138944
  • DOI
    10.24798/jicp.6.1_45
  • ISSN
    24329177
    24336254
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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