カレンの研究史とカレンの発達過程にもとづく分類の一試案
書誌事項
- タイトル別名
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- The Review of Karren and the Study on Processes of Karren Development
- カレン ノ ケンキュウシ ト カレン ノ ハッタツ カテイ ニ モトヅク ブンルイ ノ イチ シアン
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説明
カルスト地域には,石灰岩表面に溶食微地形であるカレン(karren)が形成される.カレンは,形成される環境や条件の違いにより,様々な異なった形態をもつ.カレンの研究は,まず初めにBögli(1960)による形態の分類からはじまった.以降,Jennings(1971),Sweeting(1972),Ford and Williams(1989)らによる分類方法が研究された.また,1967年以降,実際の計測に基づく研究が始まった.さらに,Grew and Ford(1980)以降,主に石膏を用いた実験を用いて,形態の発達過程が論じられるようになった.日本においても,1974年から秋吉台にてカレンの分類が試みられている. 本稿では,過去におけるカレンに関する研究史をまとめ,これまでの研究例をもとに,日本におけるカレンの分類を行った.また,調査地域におけるカレンをタイプⅠ~Ⅳに分類し,溶食の進行具合をもとに,カレンの発達過程のモデル化を試みた.
収録刊行物
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- 法政地理
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法政地理 37 25-34, 2005-03-24
法政大学地理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390294643567736320
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- NII論文ID
- 40006716502
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- NII書誌ID
- AN00226190
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- HANDLE
- 10114/00025925
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- NDL書誌ID
- 7322216
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- ISSN
- 09125728
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可