河川地形論と川の見方(Ⅰ)
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- 末次 忠司
- 元山梨大学大学院総合研究部工学域土木環境工学系教授
書誌事項
- タイトル別名
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- Fluvial Geomorphology from the Viewpoint of River and Facilities (I)
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説明
<p>洪水災害を軽減したり,適切な河道管理を行っていくにあたっては,河川地形やその影響を十分理解しておく必要がある。また,河川管理施設の調査・計画・設計・施工の際にも,河川地形について考慮しなければならない。しかしながら,マニュアルに従って検討するだけで,十分地形のことや現地の状況が配慮されていない事例が見られる。また,最近川そのものについて検討・考察している研究が少ないという残念な状況もある。そこで,河川地形について,マクロの視点,ミクロの視点,土砂特性,河床変動特性から見て,気を付けなければならない点について列挙した。これらの事柄は机上だけではなく,現地へ行って確認して初めて,生かされるものであるので,現場で又は洪水時に川を見る時に,是非注目して頂きたい。なお,河川地形は内容が多岐にわたるため,3回に分けて報告を行う予定である。</p>
収録刊行物
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- 水利科学
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水利科学 65 (4), 37-55, 2021-10-01
一般社団法人 日本治山治水協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390294740089863040
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- ISSN
- 24324671
- 00394858
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可