シミュレーターを用いた救急救命士によるBone Injection Gun<sup>TM</sup>骨髄内輸液路確保手技について

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書誌事項

タイトル別名
  • Techniques of Intraosseous Infusion with Bone Injection Gun by Emergency Life-Saving Technicians Using Simulators: The Usefulness and Problems in Pediatrics and Infants
  • 一小児・乳児への有用性と課題―

抄録

<p>はじめに:救急救命士の小児への静脈内輸液は困難と考えられる。目的:従来の用手ネジ式骨髄針よりも簡便とされるBone Injection Gun(BIG)による小児・乳児への骨髄内輸液(IOI)の有用性と課題を検討する。対象と方法:救急救命士(130名)を対象に,訓練用BIGと下肢モデル(①成人,②小児,③乳児)を用いIOIの所要時間を測定し,成功・不成功を判定した。BIG使用法の説明後,デモンストレーション行い,対象者はゴム手袋を装着し,全員が練習と本番を各1回,①②③の順で実施し,アンケート調査を行った。結果:所要時間と成功率は,成人29.0秒で90.8%,小児28.6秒で91.5%,乳児29.1秒で79.2%と,乳児の成功率は有意に低かった。考察:BIGによる小児へのIOIの有用性は示唆されたが,乳児への実施は成人・小児と比較し成功率が低く,穿刺部位選定も難しいことから慎重に検討する必要がある。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390294740098314496
  • DOI
    10.11240/jsem.15.635
  • ISSN
    21879001
    13450581
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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