長下肢装具の足継手の底屈制動機能の違いが脳卒中片麻痺患者の歩行に与える影響

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タイトル別名
  • Effect of difference in ankle joint function in the plantar flexion direction of knee ankle foot orthosis on gait in stroke hemiplegic patients : Electromyography and kinematic analysis
  • —筋電図·運動学的解析—

抄録

<p>長下肢装具(以下,KAFO)は,下肢が不安定な脳卒中片麻痺患者に処方される.しかし,長下肢装具の足継手の機能の違いが歩行中の身体の動きに与える影響は明らかになっていない.本研究はKAFOを使用した7人の脳卒中片麻痺患者の歩行を対象に足継手の底屈制限(以下,KAFO-PS)と底屈制動(以下,KAFO-PR)が与える影響を表面筋電図と3軸ジャイロセンサー,電気角度計を用いて比較した.その結果,KAFO-PRはKAFO-PSより荷重応答期の足関節底屈角度変化量と前脛骨筋の筋活動比率,前遊脚期の股関節伸展角度変化量,単脚支持期時間が有意に大きかった.KAFOの足継手の底屈機能の違いが足関節や股関節の運動や筋活動に影響を与える可能性があることが示唆された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390294827842884480
  • DOI
    10.11267/jspo.38.65
  • ISSN
    18840566
    09104720
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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