知的障害児を対象とした交流及び共同学習の実践的課題と今後の展望

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of Practical Issues and Future Perspectives on Inclusive Activities and Collaborative Learning for a Student with Intellectual Disabilities
  • チテキ ショウガイジ オ タイショウ ト シタ コウリュウ オヨビ キョウドウ ガクシュウ ノ ジッセンテキ カダイ ト コンゴ ノ テンボウ

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抄録

平成21年の特別支援学校学習指導要領解説総則編幼児部・小学部・中学部編(文部科学省,2009)において,交流及び共同学習の二つの側面のねらいが明確に表され,この二つの側面のねらいは,分かちがたいものであると記された。そこで,二つの側面のねらいを達成するためには,交流及び共同学習を三つの形態で行う必要があり,様々な交流を通して,ねらいに迫る経験を積み重ねる必要がある。そこで本研究では,知的障害のある児童・生徒を対象とした交流及び共同学習の形態別にみる実践上の課題を整理し,今後の交流及び共同学習の在り方について検討することを目的とした。その結果,それぞれの形態別に課題を整理し,教科交流では2つ,行事交流では2つ,日常交流では3つに課題を焦点化することができた。今後,これからの課題解決に向けて,特別支援学級の児童生徒が,主体的に交流及び共同学習に取り組む実施方法とその支援方法を考えていく必要がある。

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