小学校体育科の対話的な学びと互恵的な協力関係との関連性についての一考察 : 小学校第4学年器械運動「跳び箱パフォーマンス」を事例に

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Correlation Between a Reciprocal Interaction and Interactive Learning of Physical Education in Elementary Schools
  • ショウガッコウ タイイクカ ノ タイワテキ ナ マナビ ト ゴケイテキ ナ キョウリョク カンケイ ト ノ カンレンセイ ニ ツイテ ノ イチ コウサツ : ショウガッコウ ダイ4 ガクネン キカイ ウンドウ 「 トビバコ パフォーマンス 」 オ ジレイ ニ

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抄録

筆者は,従前より体育科において子供同士が支え合う学習活動を意図的に設定し,互恵的な協力関係を築く中で体育科の単元目標の達成を目指す授業実践を行ってきた。そして,その学習活動は体育科における対話的な学びを具現化した一例と捉えている。一方で,体育科でも言語活動が導入されたが,それ自体が目的化している事例も見受けられる。そこで,本研究は体育科における「対話な学び」の形骸化を解消するため学習活動における互恵的な協力関係の視点から自らの授業事例「跳び箱パフォーマンス」における言語活動と運動場面及び単元目標との関連性を分析,検証することを試みた。すると,対話的な学びを通して互恵的な協力関係が強化されるとともに単元目標達成に有効に機能していること,さらに事例の学習過程と中原淳の組織開発の3ステップ「見える化,ガチ対話,未来づくり」との関連性を見出し,児童の対話的で互恵的な学びのプロセスを把握することができた。

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