極小規模保育所における幼児の基本的な動作の種類と出現頻度の一考察

DOI 機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • A Case Study on the Frequency and Use of Fundamental Movement Skills among Children at a Small Nursery School
  • キョクショウ キボ ホイクジョ ニ オケル ヨウジ ノ キホンテキ ナ ドウサ ノ シュルイ ト シュツゲン ヒンド ノ イチ コウサツ

この論文をさがす

抄録

本研究では極小規模保育所の自由遊びにおいて出現する動作の種類や頻度について調査,分析を行い,運動遊びの実態をとらえるとともに,極小規模保育所の運動遊びを充実・発展させるための示唆を得ることを目的とした。調査は,全幼児が6名の極小規模保育所において,5歳児男児1名,4歳児男女各1名を対象に,自由遊びに出現した動作をカウントして,分析した。その結果,『たつ』『はしる』『あるく』『のぼる』の動作は,対象幼児3名とも多く出現しており,これらの動作は保育所の規模に問わず,幼児にとって多い動作と考えられる。その一方で,複数あるいは集団遊びのような場面で見られる『くむ』『かわす』『かくれる』などの動作は,ほとんど見られなかった。また,『なげる』『とる』『ける』『かわす』のような動作もあまり見られなかった。これらの動作は小学校の体育授業においても必要な動作であり,これらの動作を極小規模保育所でどのように経験させていくかについて,今後の課題となった。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ