解析雨量による土砂災害雨量指数を用いた土砂災害発生リスクの評価指標

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タイトル別名
  • INDICATORS FOR ASSESSING RISK OF LANDSLIDE OCCURRENCE USING THE SEDIMENT DISASTER RAINFALL INDEX BASED ON ANALYTICAL RAINFALL

抄録

<p> 土砂災害危険情報サービスにおける土砂災害雨量指数(XRAIN実況雨量による土壌雨量指数第1タンクと60分累加雨量の積算値)は,その閾値を超過すると土砂災害が発生する可能性がある.その捕捉率は約80%である.ある地域の土砂災害雨量指数が閾値を超過する回数が多いと言うことは土砂災害の発生確率も高いと想定される.本検討では,閾値を超過する回数を長期間累積した結果が,その地域のリスク評価指標として妥当かどうか検討した.面的な雨量データとしては,長期間データが存在する解析雨量を用いて,2006年から2021年までの15年分を計算し,閾値超過回数を累積した.その結果,数値のばらつきが大きかったため,単位時間あたりに事象が発生する確率としてポアソン分布を用いて計算した.その結果,九州ほぼ全域,太平洋岸の四国,紀伊半島付近の確率が大きく,これらの地域で日常的な強雨により土砂災害の発生確率が大きいことを確認した.</p>

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参考文献 (2)*注記

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