秋田県におけるQoI剤耐性アスパラガス褐斑病菌の発生

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タイトル別名
  • Occurrence of QoI-resistant Strains of <i>Cercospora asparagi</i> Causing Leaf Spot Disease of Asparagus in Akita Prefecture

抄録

<p>2020年と2021年に秋田県内6地域のアスパラガス栽培圃場の30圃場から採集したアスパラガス褐斑病菌64菌株を供試し,培地上でのQoI剤に対する感受性検定を行った結果, MIC(最小生育阻止濃度)値が100 ppm以上で耐性菌と判断される菌株は全体の82.8%(64菌株中53菌株)であった.これらの菌株について遺伝子検定を行った結果,チトクロームb遺伝子のG143A変異が確認された.耐性菌は県内で広く確認され,耐性菌検出圃場率は80.0%(30圃場中24圃場)と高い割合であった.以上のことから,秋田県においてQoI剤耐性アスパラガス褐斑病菌が広く発生していることが明らかとなった.なお,本菌におけるQoI剤耐性菌は本邦初確認である.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390294905209673984
  • DOI
    10.11455/kitanihon.2022.73_19
  • ISSN
    21854114
    21854149
    0368623X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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