PSGにおける医師と技師とのinteraction

DOI
  • 眞下 緑
    大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室 大阪大学医学部附属病院睡眠医療センター
  • 間宮 由真
    大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室 大阪大学医学部附属病院睡眠医療センター

抄録

<p>睡眠関連疾患の確定/除外診断において終夜睡眠ポリグラフィ (PSG) を適切に利用するためには医師と技師との間で十分なinteractionが必要である。閉塞性睡眠時無呼吸・レム睡眠行動異常症・ナルコレプシーといった睡眠関連疾患におけるPSGでは, それぞれに必要となる患者への指示や設備・検査環境, 検査時の介入, 解析方法は異なる。さらに, これらの睡眠関連疾患は相互に合併する可能性もあり, 一晩の検査で十分な情報量と良質な記録を得るためには, よく練られた検査ストラテジーが必要となる。今回我々は, 検査目的や患者に応じた検査ストラテジーを立てるために当センターで行っている医師–技師間のinteractionのポイントを述べる。医師–技師間でどのように情報共有し話し合いをしていくかは施設によって異なると思われるが, interaction の有無で検査結果が大きく変わる可能性があることは知っていただきたい。</p>

収録刊行物

  • 臨床神経生理学

    臨床神経生理学 51 (1), 20-27, 2023-02-01

    一般社団法人 日本臨床神経生理学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390294982929092224
  • DOI
    10.11422/jscn.51.20
  • ISSN
    2188031X
    13457101
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ