書誌事項
- タイトル別名
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- Building a new epistemic logic 20 : Aporia of quantum mechanics
- アラタナルニンシキロンリノコウチク20 : リョウシリキガクノアポリア
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説明
「新たなる認識論理の構築」シリーズの第20篇である。前回の「集合論のアポリア」に続き,今回は量子力学のアポリアを取り上げる。1視点古典的世界像の問題を2視点認識構造から見る筆者の視点は,ここでも一貫している。量子力学におけるアポリアは,そこに垣間見える2視点認識構造をあくまで古典物理1視点モデルで解釈しようとするところに根差している。観測問題,シュレディンガーの猫,EPRパラドクスしかりである。それらをより認識論の視点から見ることで,アポリア解決への新たな地平が開けてくる。観測で決定されるのは対象の状態ではなく,観測者の立ち位置(内部状態)である。それは,「モノそのものであるコト」を記述する言語の必要性をやはり要請してくるのである。
収録刊行物
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- 名古屋学院大学論集 人文・自然科学篇
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名古屋学院大学論集 人文・自然科学篇 59 (2), 1-16, 2023-01-31
名古屋学院大学総合研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390295038213305984
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- NII書誌ID
- AN00179501
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- NDL書誌ID
- 032674464
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- ISSN
- 03850056
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可