【翻訳論文】日本初の無鉛化粧品「御園白粉」,成功した発明品の分析

書誌事項

タイトル別名
  • [Translation] Misono, the First Lead-free Japanese Cosmetics: Analysis of a Successful Creation
  • 翻訳論文 日本初の無鉛化粧品「御園白粉」,成功した発明品の分析
  • ホンヤク ロンブン ニホン ハツ ノ ムエン ケショウヒン 「 ゴ エン オシロイ 」,セイコウ シタ ハツメイヒン ノ ブンセキ

この論文をさがす

抄録

日本の会社,胡蝶園の化粧品は皇室に認められた日本初の無鉛白粉である.この商品の開発者はフランスで化学を学んだ化学者,長谷部仲彦である.何年もの研究の後,彼は1900年に酸化亜鉛を主成分とする白粉を宮中に献上した.4年後,商品に「御園白粉」と名付けた.本稿では,2人の偉大な日本人薬学者,下山順一郎と田原良純が無害証明を行った御園化粧品の商品を紹介している同社発行の珍しい小冊子を取り上げ,会社の初期の成功について論じている.白粉の販売競争と西洋化粧品の輸入についても言及している.

収録刊行物

  • 薬史学雑誌

    薬史学雑誌 57 (2), 144-149, 2022-12-31

    日本薬史学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ