ポリスチレンスルホン酸カルシウムによる十二指腸穿孔が病理学的に確認された1剖検例

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  • A case of autopsy-confirmed duodenal perforation due to calcium polystyrene sulfonate

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抄録

<p>77歳男性.肝硬変の入院中に腎機能が悪化した.カリウム上昇を認め,ポリスチレンスルホン酸カルシウム(calcium polystyrene sulfonate;CPS)投与を開始したが,19日後に肝不全の進行を認め死亡した.剖検でCPSによる消化管穿孔性腹膜炎と診断された.CPSによる消化管穿孔は,薬剤による直接的な粘膜傷害と推測されており,上部消化管に穿孔をきたすのは極めてまれであり,報告する.</p>

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