MYCとBCL2発現を有し<i>MYD88<sup>L265P</sup></i>変異を伴ったCD5陽性CD10陽性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫

書誌事項

タイトル別名
  • CD5- and CD10-positive MYC and BCL2 double-expressor diffuse large B-cell lymphoma with <i>MYD88<sup>L265P</sup></i> mutation: a case report and literature review
  • MYCとBCL2発現を有しMYD88[L265P]変異を伴ったCD5陽性CD10陽性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
  • MYC ト BCL2 ハツゲン オ ユウシ MYD88[L265P]ヘンイ オ トモナッタ CD5 ヨウセイ CD10 ヨウセイビマンセイ ダイ サイボウガタ Bサイボウ リンパシュ

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抄録

<p>症例は75歳,男性。全身倦怠感,全身のリンパ節腫脹が出現し,当院に入院した。頸部リンパ節生検を施行し,CD5陽性CD10陽性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)と診断し,MYCとBCL2発現を認めた。臨床病期はIV期,国際予後指標は高リスクと診断した。またMYD88L265P変異を認めた。R-THP-COP療法6コース施行後,部分奏効となったが4ヶ月後に再発した。救援療法と再発を繰り返し,診断から18ヶ月後に死亡した。病理解剖で全身のリンパ節,中枢神経,副腎および皮下へのDLBCLの浸潤を認めた。MYD88L265P変異を伴うCD5陽性CD10陽性DLBCLの報告は乏しく,貴重な症例であり報告する。</p>

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 64 (1), 42-48, 2023

    一般社団法人 日本血液学会

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