化粧プログラムが中高年期の女性に与える心理的な影響

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タイトル別名
  • ―化粧プログラムに参加した女性と見学者へのインタビューを中心に―

抄録

<p>本研究の目的は、化粧プログラムに参加した中高年期の女性(以下、参加者)とその身近な人物(以下、見学者)を対象に、化粧プログラムが参加者及び見学者に与えた心理的な影響を明らかにし、化粧プログラムの有用性の有無を検証することである。7名の50代以上の参加者と7名の見学者を研究対象者として、参加者と見学者への半構造化インタビュー及び観察を中心にデータ収集した。分析した結果、【前向きな気持ちへの変化】【化粧の満足感】【他者の存在の意識】【コンプレックスの解消】【試したことのない化粧への挑戦】【プログラムが展開する中でのリラクゼーション】【周囲の好意的な反応】の7つのカテゴリ―が抽出された。化粧プログラムは、参加者の心理に対して、化粧への意欲を高め、自分自身への関心を高めるといった肯定的な影響を与えるとともに、そのような影響は見学者にも連鎖していた。これらの結果から化粧プログラムの有用性が示された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390295138251496704
  • DOI
    10.50922/jjahcs.2022012-d
  • ISSN
    24360309
    18826962
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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