探究レベルの観点から検討する生徒に育成される力についての一考察
書誌事項
- タイトル別名
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- A Thought on the Skills Developed in Students during Different Levels of Scientific Inquiry
- ~炭酸水素ナトリウムの熱分解の授業を事例に教師の支援の違いに着目して~
抄録
<p>本報告では,炭酸水素ナトリウムを題材として用いてBanchi & Bell(2008)の探究レベル別に,どのような探究活動が計画できるか具体的な授業場面をデザインした.また,教師の支援について特徴的な展開を描き,各レベルで育成が期待される力について検討した.加えて,そこでの問いの特徴と教師の支援について議論した.教科内容を含む具体的な授業場面を検討することで,確認としての探究では体験的な科学的知識の習得,構造化された探究では知識を見いだして理解する力,導かれた探究では見通しをもって解決する方法を立案する力,開いた探究では見いだした関係性や傾向から,課題を設定する力の育成が期待されることを示した.また,教師の支援については,問いによって取り組む探究の構造を生徒に示すことから,問いの着想を得るための文脈を提示することに変わることを示した.</p>
収録刊行物
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- 日本科学教育学会研究会研究報告
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日本科学教育学会研究会研究報告 37 (5), 71-74, 2023-02-23
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390295181711872512
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- ISSN
- 18824684
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可