アスファルト試料の赤外分光分析を阻害する混在物質の影響と除去方法

書誌事項

タイトル別名
  • INFLUENCE OF INHIBITORS ON INFRARED SPECTROSCOPIC ANALYSIS OF ASPHALT SAMPLES AND A METHOD FOR THEIR REMOVAL

抄録

<p> アスファルトの劣化の評価および改質材の有無の判定として,赤外分光分析は有効な手段の一つである.特に,アスファルト混合物を直接赤外分光分析できれば操作が簡便になり活用範囲が広がる.しかし,混合物中の石粉や骨材の阻害を受けるため,アスファルトのみの測定と同様の結果が得られない状況である.そこで本研究では,石粉や骨材が混在する混合物などのアスファルト試料を簡便に測定するため,試料から阻害物質を除去する前処理方法を検討した.その結果,石粉や骨材の混在率を一定量以下にすることでアスファルト由来のスペクトル帯との重畳が抑えられること,また7~0.2µm程度の粒子保持能の入手の容易なフィルタを用いることで,阻害物質の除去が可能であることが分かった.</p>

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