超音波気管支鏡ガイド下針生検施行時のサイトクイック染色を用いたオンサイト迅速細胞診の有用性

  • 大西 雅子
    地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪はびきの医療センター病理診断科
  • 梶尾 健太
    地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪はびきの医療センター病理診断科
  • 木佐 京子
    地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪はびきの医療センター病理診断科
  • 飯田 健斗
    地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪はびきの医療センター病理診断科
  • 鈴木 秀和
    地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪はびきの医療センター肺腫瘍内科
  • 上田 佳世
    地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪はびきの医療センター病理診断科
  • 河原 邦光
    地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪はびきの医療センター病理診断科

書誌事項

タイトル別名
  • Usefulness of rapid onsite cytological evaluation using Cyto Quick staining in endobronchial ultrasound-guided transbronchial needle aspiration cytology

この論文をさがす

抄録

<p>目的:当センターで実施している超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)施行時のサイトクイック染色(以下 CQ)を用いたオンサイト迅速細胞診(ROSE)の有用性について検討した.</p><p>方法:2018 年 4 月から 2019 年 7 月の 16 ヵ月間で,EBUS-TBNA 施行時に ROSE が実施され,同時に実施された病理組織診にて診断が確定した 89 例を対象とした.ROSE 施行時に CQ 標本と同時に作製されたパパニコロウ染色(以下 Pap)標本,ならびに病理組織標本の三者の比較検討を行った.</p><p>成績:CQ 標本と Pap 標本の判定区分が一致した症例は 94.3%であった.また CQ 標本で陽性であった 64 例の推定組織型と同時に採取された病理組織診との組織型の一致率は 89.1%であった.</p><p>結論:CQ 染色は染色操作が簡便で Pap 標本との判定区分や病理組織診との組織型一致率も良好であった.CQ 染色は ROSE に有用な染色法であると考えられた.</p>

収録刊行物

参考文献 (7)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ