ハルトマンリバーサル手術におけるインターバル期間と治療成績の検討

  • 長森 正和
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 辻仲 眞康
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 前本 遼
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 木村 恭彰
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 田巻 佐和子
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 初沢 悠人
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 髙橋 礼
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 柿澤 奈緒
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 宮倉 安幸
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 力山 敏樹
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科

書誌事項

タイトル別名
  • The Time Interval and Treatment Outcomes of Hartmann's Reversal Procedure

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抄録

<p>目的:ハルトマン手術(HP)後からハルトマンリバーサル手術(HR)を施行するまでの期間(インターバル期間)とHRの治療成績との関連について明らかにすること.</p><p>方法:2009年9月から2021年12月までのHR 32例を対象とし,患者背景,HPおよびHR周術期の因子,治療成績を検討項目として,インターバル期間の短い症例(中央値以内)と長い症例(中央値よりも長い)との間で比較した.</p><p>結果:インターバル期間の中央値は6ヵ月であった.Clavien-Dindo分類GradeIII以上の術後合併症は6例(19%)に発生した.インターバル期間の短い症例(N=18)と長い症例(N=14)との比較で,後者に併存疾患を2つ以上有する症例が有意に多かったが,術後合併症を含む治療成績に有意差はなかった.</p><p>結語:インターバル期間を6ヵ月より延長しても,術後合併症を含む治療成績は改善しなかった.</p>

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参考文献 (10)*注記

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