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- 今村 武史
- 鳥取大学 医学部 薬理学・薬物療法学
書誌事項
- タイトル別名
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- The mechanisms of glucose transporter type 4 translocation regulated by insulin receptor signaling
抄録
<p>インスリン刺激による血糖低下作用は,血中グルコースが主として細胞内に取り込まれることによる.中心となる作用機序は,インスリン標的組織に存在する骨格筋細胞や脂肪細胞において,糖輸送体4型(GLUT4)タンパク質がインスリン依存性に細胞膜表面に発現することである.非刺激状態においてGLUT4タンパク質は核周囲に格納されたGLUT4小胞に存在しており,インスリン受容体シグナルがGLUT4小胞を核周囲から細胞膜へ輸送する.すなわち,インスリンによる血糖低下作用の一部分は,受容体シグナルによる細胞内GLUT4小胞輸送制御作用であると言える.我々はこれまでに,細胞内骨格をレールとする分子モータータンパク質が,核周囲にプールされたGLUT4小胞を細胞膜へ移動させる複数の機序を見出した.本稿ではその成果を中心として,インスリン受容体シグナル伝達の作用点の1つが分子モータータンパク質であること,および,細胞骨格制御を含めたGLUT4小胞輸送に関わるインスリン受容体シグナル経路について概略を示した.</p>
収録刊行物
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- 日本薬理学雑誌
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日本薬理学雑誌 158 (2), 169-172, 2023
公益社団法人 日本薬理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390295270228017664
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- ISSN
- 13478397
- 00155691
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可