身体症状症の治療転帰
書誌事項
- タイトル別名
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- One-year Treatment Outcomes in Outpatients with Somatic Symptom Disorder
- ―外来患者の1年間の治療経過から―
抄録
<p>背景:身体症状症は,一般的には難治で予後不良な疾患とみなされている.しかしながら,身体症状症の治療転帰を調査した研究は少ない.このため,身体症状症の1年後の治療転帰を検討した. 方法:対象は,2018年4月~2019年3月の間に当科外来を受診し,「身体症状症,持続性」と診断された患者35例(男性9例,女性26例)で,平均年齢は54.5歳であった.診療録に記載された患者の自覚的な身体症状の変化についての報告をもとに1年後の治療転帰を評価した. 結果:対象者のうち,16例(48.5%)で症状が改善していた.一方で,通院を継続しているが症状が改善していない難治例が5例(15.2%),中断例も16例(45.7%)認められた. 結論:身体症状症の治療転帰は従来いわれているほど悪くはないことが示唆された.ただし,治療を医師のみで行うことには限界があり,今後は心理職との連携による治療の工夫が必要であると考えられた.</p>
収録刊行物
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- 心身医学
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心身医学 63 (2), 138-147, 2023
一般社団法人 日本心身医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390295270228151040
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- ISSN
- 21895996
- 03850307
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可